

道守九州会議交流会2007「みちづくしinふくおか」(道守九州会議・道守ふくおか会議主催、福岡自動車博覧会実行委員会共催)が12月8・9日の2日間、福岡市で開かれた。九州各地で道を舞台に清掃や植樹、歴史・文化の再発見、さらには九州風景街道に取り組む個人・団体ら道守会員、行政関係者約480人が参加。活動報告会、分科会、交流会、日本風景街道シンポジウムなどを通して、道や地域づくりを語り、交流した。
九州各地の道守480人 福岡に集い、語り、交流
交流会のテーマは「未来につなぐひと・みち・まち」。例年、10月に開催されているが、今回は福岡モーターショー2007や風景街道シンポジウムとの同時開催となった。
初日は福岡国際会議場での全体会議と分科会。開会式で樗木武・道守九州会議代表世話人が「道守活動を楽しみながら交流を深め、社会貢献を果たしていきたい」とあいさつ。基調講演で、武野要子・福岡大学名誉教授が「九州各地は江戸時代から陸路が発展しておりつながっていた。九州はひとつと考え、これからも道を舞台に連携してほしい」と、ユーモアを交えながら呼び掛けた。
子ども道守も大活躍 大人への提言もしっかりと
報告会では、NPO法人男女・子育て環境改善研究所・濱砂圭子理事長の進行で、九州各県の小学生が「子ども道守」の活動をプレゼンテーションした。
毎週月曜日に国道202号やJR波多江駅周辺で展開するボランティアクリーン作戦(前原市立波多江小学校)、「佐賀インターナショナルバルーンフェスタ」を植栽で後押しするフラワーロードづくり(佐賀市立嘉瀬小学校)、国道388号沿いの清掃活動「ひかり児童クラブクリーン作戦」やMDK作戦=三川内河川大清掃(延岡市立三川内小学校)、宮崎と大分をつなぐ国道326号沿いで清掃・植栽に取り組む「あかっぱち活動」(延岡市立下赤小学校)など、清掃・植栽活動において、子どもたちもしっかり活躍していることが報告された。
一方、長崎さるく大会に併せてアンケート調査した「ヴィーナスウイング長崎女神大橋調査」(長崎女子商業高等学校)、加藤清正が造った大津町の杉並木や宿を調べた歴史街道再発見(大津町立室小学校)、帖佐小校区内のガードレールやトンネルを調べた安全マップ作り(姶良町立帖佐小学校)など、子どもの視点に立った活動も紹介され、「道路はごみ箱ではない」「動植物と人間が一緒に暮らせる道を」「道路はみんなのもの。安心して通れる道に」と、大人への提言も多く、活発な意見が出された。
3つに分かれての分科会は「さまざまな道守活動」「人と車が共存する道」「道からの美しい地域づくり」がテーマ。どの分科会も有意義な意見が交換された。恒例の交流集会では各自の活動を確認しあい、励まし、信頼を深め合った。道守ふくおか会議から来年の開催県である道守かごしま会議にみちづくしのペナントをリレーし、再会を誓った。
【日本風景街道 シンポジウムin九州】
道守会員らも参加 風景のあり方を語り合う
2日目は日本風景街道シンポジウムin九州。講師は谷口博昭・国土交通省技監、アメリカバイウェイリソースセンターのヘンリー・ハンカ・特別プロジェクトマネジャー、フランス政府観光局のカトリーヌ・オーデン局長、北海道開発局の和泉晶裕さん、韓国建設技術研究院の金鍾旻さん、九州から日南海岸きらめきラインの和田皓さん。アメリカやフランス、韓国、北海道、宮崎での風景街道の事例から、今後の九州風景街道のあり方を探った。午後は4つの分科会に分かれ、道守会員らも加わって語り合った。

自国の事例を紹介する米国のヘンリー・ハンカ・特別プロジェクトマネジャー(上)とフランスのカトリーヌ・オーデン局長(右)