長崎市に九州各地の道守400人が集う
報告会、交流会、まち歩き “道”の役割を再確認
「みちづくしin 長崎」 道守九州会議交流会2006が、10月27・28日の2日間、長崎市内で開かれた。九州各地で“道”を舞台に清掃や植樹、歴史・文化の再発見などに取り組む、個人・団体の道守会員ら約400人が出席。活動報告会、交流会、まち歩き体験などを通して道について語り合い、交流を深めた。
【主催】
道守九州会議・道守長崎会議・国土交通省九州地方整備局・九州幹線道路協議会 共催:長崎さるく博'06推進委員会
1日目 子どもから大人へ、道守から道守へ… 道への想い語る
「まち歩きで”足ごたえ“を感じて」 特別講演・茶谷氏
さるく博プロデューサー・茶谷幸治氏の記念講演
初日の27日は、長崎ブリックホールでの全体会議。開会式で樗木武・道守九州会議代表世話人は「地域間の交流を強め、さらに輪を広げたい」とあいさつした。
道守パネル展も開催
「街を歩くだけでも、じゅうぶん観光になることがわかった」。基調講演を務めた茶谷幸治・長崎さるく博'06コーディネートプロデューサーは、期間中(2006年4月1日〜10月19日)に延べ1007万9千人(推計)を集めた「さるく博」の体験から、まち歩きの大切さを強調。「道には歴史や文化、そこに住む人の思いがしみこんでいる。いろいろな土地をさるいて(歩いて)”足ごたえ“を感じてほしい」と、まち歩きやシーニックバイウェイの持つ可能性に触れた。
報告会1部は、九州各県の小中学生が「子ども道守」の活動をスライド形式でプレゼンテーション。木ノ下結理・道守大分会議事務局長の進行で、生ゴミリサイクル、歴史街道の旅、道守クリーンタイム、ボランティア清掃など子どもたちの多彩な活動が紹介された。また「捨てたゴミの行き先を考えて」「大人もすすんでボランティアを」など、マナーの手本となるべき大人への痛烈な意見もあがった。最後に登壇した岡本博・国交省道路局企画課長は「大人たちが変わらなければならないことを痛感した」と返答した。
2部では、さまざまな道守活動を行う九州各県の代表者が写真やパネルで報告。活動の輪の広がりや今後の展望、活動での悩みや行政への投げかけなどが述べられた。持ち時間を過ぎたパネリストには、昨年と同じくイエローカード。和気あいあいとした雰囲気の中、座長の三原ユキ江・道守佐賀会議世話人は「道守はすばらしい活動。ここから”官民協働“を創出したい。楽しい会にしなければ続かない。」と結んだ。
大会宣言をする
阿野史子・道守長崎会議代表世話人
会の最後は「みちづくしin長崎」の開催に尽力した道守長崎会議の阿野史子代表世話人が大会宣言を発表し、締めくくった。
グラバー園へ移動しての交流集会は、長崎市の夜景を見下ろしながらガーデンパーティー。九州各地から持ち寄られた地域の味に舌鼓を打ち、意見交換を繰り広げた。また、各県の道守が順番にステージに登壇。拍手で互いの労をねぎらった。最後に、道守長崎会議から来年の開催県である道守ふくおか会議にみちづくしのペナントをリレーし、道守活動の発展と来年の再会を誓い合った。
熱心に報告を聞く参加者
2日目 「さるく博」 まち歩き体験 道で、人で、足で長崎の魅力を堪能
二日目は、「長崎さるく博'06」に参加。道守会員らは7つのコースに分かれ、しばしのまち歩きを堪能した。さるく博の最終日前日ということもあり、各コースを担当するガイドさんの語りも滑らかだった。
「長崎港水辺散策」コースは、潮風に吹かれながらの散策。港を中心に発展した長崎の歴史スポット、長崎県立美術館や長崎水辺の森公園などの新名所を、史跡のエピソードや物語といっしょに満喫した。
日本26聖人殉教地などの宗教施設が点在するエリアを回る「長崎はローマだった」コースは、映画「解夏」のロケ地や夏目漱石が訪れた料亭などを見学しながら、ステンドグラスで有名な中町教会までを歩いた。聖福寺では地元自治会からお茶とお菓子がふるまわれ、坂や階段の上り下りで疲れた体を癒した。
長崎から福岡へ道守ペナントをリレー
みちづくし開催で力を合わせた長崎の道守たち