九州は道守が原動力、各地で機運高まる

美しい道路景観づくりを通じて地域の活性化を目指す「シーニックバイウェイ」への取り組みが全国へ広がっている。昨年12月に「日本風景街道(シーニックバイウェイジャパン)戦略会議」が東京で発足。1月より全国からモデルルートの公募(応募期間:1月20〜3月31日)を開始した。
九州では道守九州会議と国土交通省九州地方整備局が連携し、昨年2月に「シーニックバイウェイ九州・研究会」を発足、研究活動や情報発信等を行ってきた。今回のモデルルート公募でも各地で勉強会が開催されるなど、九州でのシーニックバイウェイ導入に向けた動きが一気に加速した。
シーニックバイウェイジャパン
戦略会議発足でモデル公募 “道守”に注目集まる
我が国のシーニックバイウェイを推進する組織として「日本風景街道(シーニックバイウェイジャパン)戦略会議」(国土交通省主催)が設立され、昨年12月7日、東京都内で初会合が行われた。日本経団連の奥田碩会長を委員長に、九州からは道守九州会議の玉川孝道副代表世話人が唯一の地方委員として参加。地域づくりのために道路空間をどう生かすかについて話し合われた。
奥田委員長は「”速く多く“という効率面重視の道づくりから、自然や歴史、文化の調和した地域のための新しい仕組みを検討してほしい」とあいさつ。玉川副代表世話人は、地域の道路で清掃などを行う”道守“の活動を紹介しながら「訪れる人の期待をくみ取れる幅広い政策が必要」と述べた。
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第1回日本風景街道戦略会議の様子 |
日本風景街道ホームページ |
シーニックバイウェイとは?
シーニックは景色、バイウェイは脇道・寄り道の意味で、米国で1989年から新しい観光施策としてスタートした。行政・住民・利用者・NPO・企業などが一体となって沿道景観や自然・文化財・歴史保全などに取り組む。日本では、2003年から北海道で試みが始まり、3つの指定ルート及び2つの候補ルートにおいて環境保全や地域づくり、観光振興など多彩な活動を連携しながら進めている。