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社会実験

【vol.3】 子どもが安心できる通学路を
─日新地区交通環境改善協議会(佐賀市)─

 佐賀市の中心部にほど近い日新地区。ここは保育園や幼稚園、小中学校が集中すると同時に、国道や環状線から渋滞を避けた車が続々と流入する交通量の多いエリアです。
子どもたちが歩く横をスピードを出したままの車が行き交う。そんな危険な状況を何とかしたいとスタートしたのが交通環境改善のための社会実験。エリア内を時速20km規制にするとともに、22カ所に車のスピードを抑制するためのハンプを設置しました。


 実験の提唱者である佐賀大学理工学部都市工学科・清田教授のプロジェクトは以前からドライバーの安全面やデザイン面にも考慮した理想のハンプを研究。有志の企業と共同で制作し、独自の実験を繰り返した後に社会実験本番に取り組みました。その結果、車の速度は平均で5キロほどダウン。それでも歩行者や住民の声を細かく調査するうちにべつの問題点が浮き彫りになったといいます。


清田勝さん

 「失敗があるから成功がある。社会実験は地道な調査の積み重ねこそが大事であり、決して結論を急いではいけません。多くの実験が実を結ぶためには国や行政の支援も不可欠です」と清田教授。さまざまな意見をステップに現在は新たな施策を構想中。車社会への挑戦はまだまだ続きます。

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