ルート登録番号H
九州横断の道 阿蘇くまもと路
世界一の阿蘇山で魅力づくり
豊後街道沿いの宿場・城下町復活へ
世界一のカルデラ火山・阿蘇山を擁する阿蘇への来訪者は年間1800万人。豊後街道や今年築城400年を迎える熊本城を資源とした取り組みが活発化している。
阿蘇は大空と大草原がおりなす雄大な景観、のんびりとした放牧風景、黒川温泉をはじめ泉質のよい温泉が点在しています。年間を通じて四季折々の美しい姿を見せ、写真愛好家の人気スポットともなっています。
阿蘇と熊本をつなぐ道は、その昔、加藤清正が造った豊後街道でした。熊本と大分の鶴崎を結ぶ道で、江戸時代細川藩の参勤交代路としても利用されたのです。当時の武士たちは、熊本城を出発して雄大な阿蘇を横断し、久住から大分に入りました。
私たちが目指すのは、阿蘇の魅力である草原景観の保全と、だれもが旅を楽しむことができる「ゆっくり寄り道ツーリズム」の創出。さらに、自然と観光の共生、豊後街道を生かした熊本城下町風情の構築の4つ。
阿蘇の草原は「野焼き」によりこれまで維持されてきましたが、近年は社会情勢により「野焼き」が難しくなっています。さらに、細川家54万石の城下町として栄えた熊本市は、開発が進み城下町の風情がなくなりつつあります。
九州新幹線全線開通を背景に、九州最大の観光地・阿蘇へのアクセスの充実や阿蘇草原を含む景観の保全と魅力づくり、ルート周辺の自然・食・水・温泉がある地域の「おもてなし力」の向上、豊後街道沿いの宿場町の風情の復活も進めていきます。

紹介者
中村幸子
九州横断の道阿蘇くまもと路推進協議会事務局長。くまもとの道を語る女性の会会長を務め、情報誌編集長や地域活動を紹介するサイトのプロデューサーの肩書きも持つ。