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九州風景街道 特集
【特別号2007 vol.16】
別府市から阿蘇市を結ぶ“やまなみハイウェイ”は、阿蘇くじゅう国立公園をめぐる日本屈指の観光道路。開通後40年を経過し、風景は劣化。かつて訪れた人々に感動を与えた美しい風景を取り戻す活動を進める。
やまなみハイウェイ(県道11号)は雄大なくじゅう連山、飯田高原などの大草原が広がり、ぐるっとくじゅう周遊道路や岡城阯までの国道442号などの魅力的バイウェイ(わき道)で構成する地域がフィールドです。 近年、やまなみハイウェイの優れた景観も徐々に変化しつつあります。風景の変化は、人々の暮らしの変化であり、地域協働、世代交代、産業の活性、自然界の適正利用などに問題があれば、自然と人、暮らしとのバランスが崩れ、風景は劣化していくようです。 私たちはやまなみハイウェイの風景テーマを大きく5つに分類しました。草原風景、農村風景、街並み風景、自然・森林風景、施設景観デザインという、美しい日本を感じさせる風景を取り戻す試みを続けています。 その一つとして、風景を守る担い手の活動支援と地域の生活の向上を考えています。自然と人の暮らしが調和し、地域が元気になったその暮らしの中から育った本物の風景こそが、訪れた人々の感動を呼ぶと信じています。 そこに住む人がある限り、そこを訪れる人がある限り、時が経てば経つほど美しくなっていく「やまなみハイウェイから観る風景」を目指します。また、これまでやまなみのダイナミックな景色で素通りされることが多かった、名湯や秘湯、歴史的文化遺産などの掘り起こしも進めていきます。
紹介者久恒雄一郎九州横断の道やまなみハイウェイ協議会会長。林業経営に携わり、林業に関する環境問題にも関心を寄せる。九重飯田高原観光協会事務局長も兼務。