唐津観光協会「唐津よかばい旅倶楽部」
唐津版さるくで地域浮揚
地元ガイドを主力商品に
独自のツアーを企画、募集

唐津よかばい旅倶楽部の拠点・旧唐津銀行本店
今年4月、社団法人唐津観光協会(三浦睦雄会長)は唐津観光ルートの提案・集客による地域活性化を目的に、通称・唐津よかばい旅倶楽部(唐津観光協会ATA事業部)を新設した。
7月3日には、第3種旅行業の認可を受けた。これは、国土交通省の省令改正に合わせたもの。改正以前は、第3種資格では自社での募集は禁止されていたが、今回の改正により登録場所と隣接する自治体でのみ、可能となった。そこで、唐津市と隣接する自治体を営業エリアとし、旅行プランのすべての業務を受け地(唐津)で仕切る着地型旅行事業を展開している。
夏休みには独自の夏休みツアーを企画・販売。バスで片道1時間の福岡や地元客向けに募集し、86人を呼び込んだ。また、壱岐1泊2日旅行も11月下旬から発売した。

古賀道伸・事業部長
「着地型の商品は、ガイド育成が急務」と語るのは、古賀道伸・事業部長。地域の魅力を語れるのは、地元ガイドしかいないとの考えだ。来年春には、地元ガイドによるまち歩きをメーンとした商品の発売を予定している。

長崎さるくを視察するガイド希望者
まち歩きの“必要性”実感

班ごとに分かれてのルート決め
これまでも、ボランティアガイド養成は行われているが、地元ガイドによるまち歩きは、初めての試み。
主力は「唐津版さるく」。10月にはガイド希望者39人が、まち歩きの先駆けである「長崎さるく」を視察。ガイドのコツや対応の仕方などを学んだ。視察に参加した坂本ふみ子さんは「これまで多くのところを旅行して、見せるまち歩きの必要性を感じた。長崎はとても参考になった」。

活発な意見が出された全体会議
発売予定のコースは、今年築城400年の唐津城を中心とした城内コースと、虹の松原内を歩く松原コースの二つ。さらに、名護屋城跡と陣屋跡を中心としたコースも検討している。
唐津は九州風景街道の一つ、玄界灘風景街道のエリアで、道守団体も多く活動する。古賀・事業部長は「道を通した連携は必須。風景だけではなく、歴史や食も含めて唐津なりの切り口で観光客を呼び込みたい」と、道守団体との連携も模索する。
その一歩として、ガイドや環境客にごみ袋を渡し、まち歩きと保存運動を両立していくことも考えている。