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海外道事情
【vol.17】 九州に一番近い外国・韓国を走る 慶尚南道のドライブ
野口 誠・小牧重己
2002年のワールドカップサッカー共催や韓流ブームなどもあって、一層身近に感じられるようになった韓国。なかでも福岡〜釜山間は、空路、海路を合わせて年間約100万人が行き交うようになりました。今後旅行者のニーズが成熟化・多様化するにつれ、レンタカーでのドライブという新しい旅のスタイルも広がっていくかもしれません。そこで今回は、韓国南東部・慶尚南道を走ってみましょう。 韓国では地方の一般道路の整備も進み、走行環境はなかなか快適。道路は右側通行、クルマも左ハンドルで日本と逆ですが、郊外部は道路混雑もなく走りやすいこともあって、さほど気になりません。沿道には海、山などの美しい自然風景が広がり、またその風景がどことなく九州チックなのが何ともいい感じで、「九州からだと東京よりこっちのほうが近いんだもんな・・・」などとヘンに納得。 慶尚南道は数々の史跡に恵まれた地でもあります。仏国寺、石窟庵、海印寺といった世界遺産、「屋根のない博物館」と称される新羅時代の古都・慶州、そして日本に関わるものでは晋州城など壬申倭乱(豊臣秀吉の朝鮮出兵)時の攻防に纏わるスポットも数多く、道草しながらのドライブは充実したものとなるでしょう。 そしてやはり楽しみなのは韓国料理。特に南部の海岸沿いでは、あちこちの食堂で新鮮な海の幸を提供してくれます。日本語はなかなか通じませんが、身振り手振りを交えて料理を注文するのも旅の醍醐味。キムチやカクテキなどの小鉢がいっぱい付いてくるのもうれしいですね。マシッソヨ!(おいしいです!) 以上、慶尚南道のドライブを紹介しましたが、ソウルや釜山など大都市の観光とは一味違った旅を堪能できることと思います。なお、日韓を運航しているフェリーを使うと、マイカーを韓国に持ち込むこともできます。国境を超えたドライブというのも、新たな旅のスタイルとして面白いかもしれませんね。
大韓民国(通称 韓国)人口約4,900万人。日本との間では歴史問題も横たわるが、距離の近さ、そして最近の韓流ブーム・日流ブームなどもあって交流気運が高まり、往来者は急速に増えている。 慶尚南道(キョンサンナムド)韓国南東部にあり、日本の「県」に相当。数々の史跡や文化遺産、リアス式の美しい海岸線ほか観光スポットも多い。
■プロフィール財団法人 福岡アジア都市研究所主任研究員・ 野口 誠(上)研究主査・ 小牧重己(下)福岡市の都市政策研究に携わる。韓国南部でのドライブは昨秋体験。