武雄市山内町のJR三間坂駅で清掃を続けて35年。雨の日も、寒い日もほとんど休むことなく、朝・夕2回の奉仕活動に励む。作業は駅の構内、駐車場、線路の引き込み線周辺まで総延長約300mで、吸い殻などのごみを拾う。トイレ掃除も欠かさず、ホームの花壇や植え込みの除草、水やりなどの手入れと幅広い。
きっかけは1976年、駅前の道路に花が植えられたこと。佐賀国体で町を訪れる選手や観客を花でもてなす運動だった。松尾さんは「せっかくの花だから大切に育て、駅もきれいにしようと思ったんです」と振り返る。
地道な活動が評価され、これまでに国土交通省の大臣表彰、知事表彰など表彰は11回。謙遜しながらも、松尾さんは「健康のゆるす限り、三間坂の玄関である駅を清掃していきたいですね。みなさんによろこばれることが健康の秘けつかもしれません」と笑う。