東九州自動車道の整備を求める京築地区10市町が11月26日、建設促進の決起大会を福岡県苅田町で開き、1200人が参加した。九州で約191万人の署名を集めた運動に携わった同地区の美夜古、豊前の両青年会議所の協力で、道守関係者も交えた初めてのシンポジウムを実施。「路がもたらす地域文化と発展」というテーマで、活発な意見が交わされた。発言の要旨は次の通り。
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191万人の署名を持って九州の情熱を中央へ届ける
東九州道建設促進の署名運動を先導した(社)美夜古青年会議所の植村理事長は、191万人の署名を持って国土交通大臣などへ要望したことなどを報告。地域問題ではなく九州が一体となった取り組みの結果であることを力説した。また高速道路が災害や救急医療などのライフラインの役割も果たすことにふれ、九州一体となった活動が重要だと訴えた。
小粒でもキラリと光る魅力、循環型ネットワークで実現
道守大分会議の代表世話人でもある(社)ツーリズムおおいたの桑野会長は、目的地へ行くだけの従来型の観光から、エコ産業観光やグリーン、ブルーツーリズムなど、小粒でもキラリと光る地域の魅力を求める観光へと変化していることに言及。「点から線、そして面への展開といった循環型の道路が必要。道路がつながることで観光にも物流にも効果が現われる」と述べた。
道路づくりは国づくり、情熱を持って盛り上げよう
(社)九州・山口経済連合会の古賀専務理事は、「社会資本整備は経済波及効果をもたらす。先端産業などが集積する東九州には高速道路が早期に必要。今後は循環型ネットワークの形成で対アジア交易をにらんだ推進をしていきたい」と述べた。また勝負のカギは九州の情熱をいかに示すかで、完成後の使い方を考えていかねばならないと強調した。
新会社と一体となった整備を進めます
九州地方整備局の宮田局長は、道路四公団民営化議論で東九州自動車道の整備が遅れている経緯や、10月の民営化で3会社と1機構に整備区間を明確に振り分けた点を説明。九州では西日本高速道路株式会社による従来方式(有料道路)と国土交通省直轄の新直轄方式(無料道路)の2方式による整備、税源譲与による自治体の懸念の払拭などを紹介した。
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最後に玉川コーディネーターは「東九州地域だけでなく、九州全域の問題として”九州はひとつ“の情熱を持ち、力強い運動を推進しよう」と締めくくった。
【パネリスト】
古賀武司((社)九州・山口経済連合会専務理事)
宮田年耕(国土交通省九州地方整備局局長)
桑野和泉((社)ツーリズムおおいた会長)
植村敏満((社)美夜古青年会議所理事長)
【コーディネーター】
玉川孝道(西日本新聞社取締役副社長)
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